レポート

清田家(ママと男の子5才と8才)の体験談&感想 

Q1.どんな準備が必要だったか

・航空券と宿泊の手配

海外の航空券を自分で予約するのはほぼはじめてだった。これまで夫任せか旅行代理店を利用していたので、ネットで比較サイトを見て予約。トラベルコを利用、意外に簡単にできた。

ホーチミンでの民泊の検討。airbnbホストの評価やレビュー地図を見て、たくさんの中から選ぶのに時間がかかる。それも楽しかった。定員2名の宿のホストに、子供と3人で泊めて欲しいと英語でメールしてみたり試行錯誤した時間もいい思い出。

・海外旅行保険

自分はクレジットカード自動付帯のものがあったが、子供の保険が十分ではなく、セゾンアメックスゴールドカードを夫名義で契約し、私は家族カードを作った。これで家族分の保険もまかなえた。

日本語の通じる医師もいるという、かおりさんからの情報で安心できた。

・海外キャッシングの準備

セディナカードを契約する予定が、自分が仕事を辞めたタイミングで、キャッシングの手続きに夫の所得証明などが必要になる。退職前に作っておけばと早めに動けばよかったなと。そして結局、転居に伴い転送不可で手元に届かず。

もともと持っていたカードは手数料もかかるが、現金を換金するよりもよかったので、それを利用した。

・心の準備

3か月くらい前から、子供と一緒にGoogle earthを見たり、本やネットでイメージを膨らませていた。どんなことがしたいか家族で話題にして過ごした。安全を第一にそして、「どんなことも楽しむ気持ちで!」と夫より助言があって、緊張せずに出発できた。

 

Q2.  家族や周りの理解をどうやって得たのか

夫は「絶対行ったほうがいいよ!」と即答で賛成してくれた。

というと、とても理解ある夫のようですが、こんな関係になるのに2年程かかりました。

ちょうど2年前から、夫へ親子留学してみたい。と言い続け、色んな国の親子留学について調べたりパンフレットを取り寄せたりしていた。途中大げんかしながら「理解できない」「行っていいから帰って来るな」なんて言われたこともありましたが、それでも子供の教育について国内海外の学校について、話し合う機会が増え、お互いに、色んな国を見てみたいね!という考えになっていたので、今回のベトナムの話をした時には喜んで応援してくれて、本当は夫も一緒に行きたかったようでした。

両親へも1年前から、海外の教育環境に興味があること等を、ことある毎に話していたので、応援まではしてないにしても、反対はしなかった。「変なことを言い出す娘でごめんね。」と夫に漏らしていたらしいけど。

余談ですが、私たちがベトナムへ行っている間に、両親が中国に行くことを決めていました。祖母の介護で国内旅行すら、気が進まないと言っていた母が急にそうメールしてきてびっくりしました。もともと父はシルクロードが好きで中国やモンゴルに昔よく行っていて、母「どうしてもお父さんが行きたいというから・・・」と二人で行くことにしたようです。

私たちがベトナムに行ったことに影響されてかどうかは、分らないけれど、とても嬉しいです。母は戦争中に満州で生まれたので、その地を訪ねてくるそうです。

夫の両親へは言いませんでした。海外というととても心配をするので言わないほうがいいだろうと夫婦で話し合ってそうしました。タイミングをみて話したいとは思ってます。

 

Q3.この2週間でどんなことを学べたか

・子供の適応の早さとたくましさ。言葉が通じないことや食事、生活のリズムに慣れるのもあっという間だった。

・子供たちは、面白いもの、大人のしている楽しそうなこと、に興味を持ち真似をしたがる。大人も楽しんでいる姿がすき。

・英語だけがコミュニケーションの方法ではないので、苦手意識を持たず、積極的に伝えようとする気持ちは大事。その半面英語が話せれば、大人も子供もより友達にもなれるし、仲良くなれる、深く話せる、楽しいだろうなと感じた。

(ベトナム人のVanさんと話していたときに、英語だけがコミュニケーションツールじゃないよ!大丈夫よ!みたいに言われ、「日本人がとても好き、でもアメリカが一番好き、ダイレクトなところが気に入ってる。」と言っていて、世界を旅した話や、仕事や子育てについても、話をすることが出来て嬉しかった。もっと英語が理解できれば、自分の考えを伝えることが出来るのにと思った。オーエンさん(かおりさんの旦那様)の道徳と倫理感についても興味深かったので。語りたいなと思った。)

・最低限の衣食住さえあれば生きていけること。生きるってとてもシンプルだということ。

・いつも誰かに助けられているということを痛感した。

親が子を助けているだけじゃない、絶妙のタイミングで子供から助けられた。長男が料理を作ってくれて日帰りの空港であきらが眠くてフラフラだった時、長男が弟をおんぶして「お母さんチーム清田だもんね」と言って笑ってたり。

ご一緒したショール家、草場家からも、そしてベトナム人のやさしさに触れる機会も多かった。

・ベトナムの治安、wifi環境が充実している

Q4.ぶっちゃけ何に幾らくらいの費用を使ったのか

>>ベトナム親子とはー参加者体験談費用について

Q5.何が一番良かったのか

ショール家ホームステイとairbnb 2件を体験出来たこと。

ベトナムに移住して1年のショール家、ベトナム人のシングルマザーVanさんと息子ちゃん宅の高級マンション、市場のすぐ近くにあるお土産屋さんの2階のアパート、それぞれの生活を見ることができて、一緒の空間と時間を共有できたこと。

宿泊先に関しては、海外でホテル以外考えたことがなかったので、費用も抑えられてしかも、交流や生活を体験できることは、とても大きかった。自分で手配出来るようになったのでこれから可能性が広がるなと思う。

前日にホストの都合で、宿泊をキャンセルされたこともあったけど、旅も中盤を過ぎていたので生活にも慣れてきていたし、ホテルやAirbnbの空きはたくさんあることを他の参加者からも聞いていたので、特別慌てることなく、新しく宿泊先を探すことができた。

Airbnbはホストの都合でのキャンセルの場合、全額返金もしくは、新しくAirbnbで予約する場合は、差額を保障してもらえるシステムになっていたこともわかり、勉強になった。(なかなか返金がなくて、何度もメールをしました、無事返金されました)

 

Q6 何が一番大変だったのか

大変だったことが、楽しかったことです。割とゆっくりと自由時間がある日もあり、今日何がしたい?が当たり前に二人の息子の意見が違うし、私のやりたいことも盛り込みながら、体調も考慮し計画するのが大変でした。長男は体力もあり休まずに一日中体を動かして遊びたい! 弟もそれに乗っかるけどまだまだ、体力は追いつかない。二人とも疲れすぎると、けんかがひどいので、その辺も考えながら、三人で話し合って行動を決めていました。普段日本ではそこまで、子供の意見を聞いて話し合っていなかったなと気づくことができました。

長男が癇癪を起すのに私が疲れた場面も何度かありましたが、彼も切り替えるの少し上手になりました。私もずっと一緒だったので関わり方を色々試すことが出来ました。

 

Q7.子どもの感想

次男:「ドラゴンフルーツが美味しかった。バナナの味が違った」「鳥の丸焼きをたべた」

長男:「また行きたい、友達と遊びたい。エチオ君(かおりさんの息子)と遊びたい。」「バイクが多いところが多かった」「果物が多かった暑いところで採れる果物がたくさん売ってあった」「日本で畑にはいなバッファローが畑で働いていた(ダナン)」「動物園の自然の中に、檻の中じゃなくて、木にリスがいて、花壇にカメレオンがいて楽しかった」

滞在2日目に健介がいった言葉:「ここのお父さんとお母さんは優しい、いつもいっぱい遊んでくれる。うちのお父さんとお母さんは、休みの日も疲れたと言ってこんなにプールとか行ってくれないもんね」

帰国してすぐに二人がいった言葉「日本は静かすぎるね!」「またバイクに乗りたいね」長男は大きくなったらバイクを買うそうです。

 

Q8.子どものその後の様子

・長男は英語をとにかく使いたい様子。「お母さんこれは英語で何ていうの?」の質問攻めに合っています。買ったママトコ英会話フレーズブックが重宝してます。

・次男は教えてもらった「Can I have ~」を乱用してます。日本語でお母さんにお願いしても、してもらえない時に使う・・・トイレで「おしり拭いて!!」「自分でふけるでしょ」「お母さーん!!Can I have 拭いて!!!」と叫んできたのには、吹き出しました。

・もともと、思い切り遊んで早く寝る生活を送っていたが、ベトナムから帰ってさらにパワーアップしている。

・一緒に料理をする日が増えた。滞在時に、長男が買い物をして創作料理を作ってくれて、それがとても美味しくて。その料理を日本に帰ってからも作ってくれます。オーエンの手際のよさを真似していることもあります。かっこよく味見してみたりとか。。。面白いですよ!!ドレッシングは長男担当になりました。料理がおいしくて喜んでもらえたとか、かっこいい大人とか、見てないようで見てて、大人がやってることに興味を示すんだなと思いました。

Q9.親子でどう変化したのか

対話を多く持つようになった。今日の出来事、どうしたい?どう思う?と話合う時間が増えた。

【親】
かけがえのない、子供達や家族との一瞬一瞬を大事にしたいと、切に思うようになる。

 

Q10.この旅だからこそ感じたこと発見したこと

・子供と密に過ごした2週間だったので、一日の終わりに今日楽しかったことや、疑問に思ったことをベッドの上で話す時間を持てて、今まで知らなかった子供たちの成長や、鋭い感性や、面白い感想を知ることが出来た。こんな時間がかけがいのないものだと感じる。

・最低限の衣食住さえあれば生きていけること。生きるってとてもシンプルだということ。

・今まさに急成長しているベトナムを感じることができた。

・ショール家、草場家とご一緒できたことで、それぞれの家族を感じられた。いい影響を受けた。

・長男は色んな国の人がいることを肌で感じたようです。説明が難しいですが、「ばあちゃんは日本人だけど中国で生まれたの?なんで中国で生まれたの?」「ララちゃん(かおりさんの娘)のママは日本人なの? なんでベトナムに住んでるの?」「オーエンはどこで生まれたの?」こんな質問をします。色んな国があって、言葉も日本がや英語以外にもあること、住みたかったら好きな国に住んでもいいんだよ!と話してます。これまで国際交流みたいなのをあまりしてないので、今回感じるものも多かったかと思います。

 

Q11.子連れ海外に行くときのアドバイス

・スケジュールに余裕をもち、子供や親の体調に合わせて行動する。急な予定の変更に対応できるようにしておく。

・最低限の治安についての知識や備えは必要だが、何でもやってみみる気持ちを持っているとより楽しめるかな。行ってみる、話してみる、食べてみるとか。

・2週間となると、バランスのよい食事が大切。普段から好き嫌いを減らすこともだけど、日本から持参したり、スーパーを調べておいたり、自分に合った方法で食料を確保するといいと思う。

・携帯を使えるように、日本で準備しておく(シムフリー携帯やルーターなど)、空港でSIMカードを買う。子供が一緒の場合はすぐに携帯が使えると安心感が全然違うと思いました。特に母子の場合、夫がいないことを想定して考えたほうがいい。

 

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