Q1.どんな準備が必要だったか
①スケジュール調整
(プログラムによっては学校は長期休み期間中かなと思いますが… 我が家は休み前の出発でした。)
子どもは年齢により、必要に応じて通園通学先に確認、相談するなど。
親子共々、生身の私たちですので、できる限りにはなるかと思いますが、メンタル面、体調面、まずは出発までの見通しをもって整えられると良いかと思います。
【我が家では…】
学年末だったこともあり、早めに先生へはお知らせ。授業やテストについて先生に確認。
その上で、渡航時期は変えることは考えていなかったので、現地で体験したいこと、息子の想い、親の考えなどをお話。
先生方には気持ちよく送り出していただけました!
長くお休みすることになる場合など、必要に応じたやり取りがあると、みんなが気持ちよくその日を迎えられるかもしれません。
子ども達が出発までを落ち着いて安心して過ごせるよう、できるだけ生活は普段と同じように…をこころがけておかれると良いかなと思います。
②パスポート申請
初取得など、お仕事をされているママは動き出しをお早めに!
航空券予約の際等、その場で必要なパスポート情報の入力ができるので。
あとからでもできますが、準備期間はやることが沢山あるので、ひとつでも手間が減らせると楽です。
③航空券、宿泊先の手配
航空券はトラベルコちゃん、宿泊先はエアビーにてネット予約しました。
【我が家では…】
海外滞在のこれらを自分で手配するのは初めてのことでした。
かおりさんのサポート(宿探しのポイントなど)を受けながらチャレンジ!
・口コミ評価を参考に
・お子さんのいるおうちだとプールや遊び道具などがあることもありチェックポイント
・使える備品スペースの確認 (洗たく機、冷蔵庫。プライベートスペースについてなど、)
英語でのメッセージのやり取りをする必要がありましたが、少しがんばってこの体験を経たことで、「今後も行こうと思えば自分でやれる!」と、海外へ行くことのハードルがひとつ下がった思いがしました。
民泊の利用は、
・費用を抑えられること
・現地の生活を身近に感じられること
・洗濯や自炊が可能であること
・現地の人とのコミュニケーションを楽しめる(選び方によっては)
こうした点でも良かったです。
これは後で感じたことですが、こうした様々な手配から息子と一緒に取り組んでみたかったなと思っています。
時間的心理的にあまり余裕がなかったので、とにかく私が急いで準備したところが多々ありましたが、ゆとりをもって準備できればこうした旅の準備の体験から子どもとできると思いますし、とても意義のあることだと思います。
④海外旅行保険加入
カード付帯&いくつか組み合わせるのがオススメです。このツアーを通じてアドバイスをいただきました。
⑤スマホの利用(通話、wifi)
今回の滞在において、wifi環境はとても大事なポイントでした。
生活に便利な機器や環境が整っていないときに、どう行動するかという点では、不便はとても大切な学びではありますが、
・滞在期間
・子連れ(私のように不慣れであったり、パートナーの不在、お子さんの人数・年齢等の事情)での途上国での生活
等のスチュエーションを考えると、個人的には、これに関しては無理をしないことをおすすめします。
「安心」を優先させることも大切な判断と感じました。
【我が家では…】
スマホがSIM解除できない機種であったため、そのままベトナムへ持ち込み。日本にて2週間のルーターレンタルをしました。
基本的にどこにいても繋げられる安心感があったので、息子と二人だけで遠出もしてみたりと、慣れない海外滞在でしたが、思いきって行動することもできました。この旅で自分達がどんな体験をしたいか…そこを明確にして判断されると良いかと思います。
通話については、基本的には家族との連絡にはLINEを使用しましたが、ハプニングに遭遇し、日本のカード会社へ連絡をとる必要が。
各携帯会社に、国際通話用のプランが用意されていると思いますが、かおりさんからのアドバイスによるとSkypeを使用しての国際電話を使用できる準備しておくのが良さそうでした。
⑥現地の情報収集(食事、治安等)
サポーターかおりさんからの情報を元に食材の調達やレストランを利用しました。
また、息子とベトナム語や現地情報の載った本やインターネットから、歴史や使われている紙幣など事前の情報収集をしました。
気持ちも高まり、親子のコミュニケーションタイムとしてもオススメです。
事前の準備を経た後に、現地で実際に目にしたり体験したりすることで、さらに印象に残りこれからの体験や学びに活きてきます。
⑦お金のこと(現金、カード利用)
ほとんどの支払いはクレジットカードで精算しました。現金は2週間で20000円ほどを使いました。
現地でのキャッシング用にカードを作っていましたが、ICチップの無かった為にそのカードは、結局、使用できませんでした。
⑧目的を明確にする
現地でどんな体験をしたいのか?
これを明確にしておくことで、モチベーションが変わりますし、何を優先させるのか、また省くのか…など判断時に役立ちます。
体験をより意義深いものにすることができます。
Q2. 家族や周りの理解をどうやって得たのか
「なぜベトナムなのか」「なぜ今なのか」
⬇
国際社会を生きていく子ども達のこれからを考えたとき、
①ホーチミンへの滞在は国際的な雰囲気を体感するのに良い
・様々な国籍の人々との交流を通して、違いや文化を肌で感じる
・コミュニケーションをとるために何が必要かを知る(今はまだ英語が話せないからこそ感じるものがあるはず)
②これからの様々な学びへのモチベーションになる
・世界的な、「人とのつながり」をリアルに体感できる
・広い視野が生まれる
・語学やコミュニケーションスキルを身に付けることのメリットを感じられる
③現地在住の日本人サポーターさんがいること
④期間・場所・費用
トータルで考えたときの安心、負担が少なく済むこと
Q3.この2週間でどんなことを学べたか
日本を越えたところでの、
・親と子
・子育て
・自分軸
・コミュニケーション
等について。
「世界」を意識してはいても、5感で感じてみないとわからないとことが多いということを改めて感じました。
具体的には、
・心の中には意志を持っていたとしても、表現しなければ伝わらない。
・空気を読む、察する、は通用しない(笑)
・欲しいものが手に入らない、やりたいことができない体験。
・これからの世の中は益々ボーダーレス、国境もあってないようなもの。
そんな中で、個々の個性はもちろん、日本人ならではの良さを活かすことは、よりよい社会、世界をみんなで築いていく上で大切な意味をもつことだと感じました。
そのためにはまず、自分と相手のちがいを知り尊重できること。
日本人である私たちの良さ(独自の感性、繊細さ、勤勉さ)に気付き大切にしながら、しっかりと自分を表現できること!
★YES or NO
★I want
★I think
等の意思表示が大事だと感じました。
Q4.ぶっちゃけ何に幾らくらいの費用を使ったのか
Q5.何が一番良かったのか
【親】
・沢山の家族と寝食をともにしながら、日本での仕事や雑務から離れ、自分自身、子どもと、しっかりと向き合えたこと
(これは国内ではなかなかできそうでできない)
・国際ファミリーのパワフルかつ繊細(個に対して丁寧な)な子育てを間近で見て聞いて感じられたこと
【子】
・「違い」を体感できたこと
・今までに無い環境に身をおくことで、客観的に自分を見つめたこと、
・「いつもの場所」から離れたとき、自分の長所、こんな力を身に付けたいと思う所に気がついたこと
Q6. 何が一番大変だったのか
子どものメンタル面のケア、サポート、空気感、食事、言葉、文化…
これまでの10年間では感じたことの無かったものをいっぺんに感じたわけなので、それ自体はストレスでもあるということ。
ホームステイの良さを体験しながら、我が家の場合は、プライベートな時間空間を確保することの大切さも感じました。
休息をしっかりとり、自分のしたいことをするなど。親の私は基本的に受容的な態度でいるよう心掛けていました。
Q7.子どもの感想
海外への壁のようなものが壊れ、もっといろんな国に行ってみたい!
次はどこに行こうかと楽しみに!
(その場合、今後は自分でお金もなんとかしてもらいます。笑)
日本のルールや規律正しさは当たり前ではないことがわかった。
感じたのはその良さと、一方で、もう少しゆとりがあっても良いのではないかということ。例えば、「公園のボール遊び禁止」など、一方的に感じて不満がある。なんでもかんでも禁止したりルールにしなくても、それぞれが考えて行動することが大事なはず。
ルールや規律正しさも、やりすぎると良くない。かと言って、なんでもありでok、とも思わないから、その時その場で考えられると良いなと思う。
Q8.子どものその後の様子
・海外をより身近に感じるようになった
・どの場所にも言葉や文化の異なる、
そこに住む人達がいることの一端を垣間見ることができたことで視野が広がり、客観的にも日本を捉えられるように。
⬇
日本と国際社会との関係に関心が向き、新聞を読むようになった。
・英語を話すということへの抵抗がなくなり、モチベーションが上がった。
⬇
学校での学習への意欲が増し、家庭内でも英語を使ったり、ホームステイの受け入れにもより積極的に。
Q9.親子でどう変化したのか
同じものを見て感じたこと、ともに乗り越えたことで、絆が深まりました。
・家庭内でも英語で会話をしてみる
・自分の考えを伝えることを意識する
Q10.この旅だからこそ感じたこと発見したこと
⬇
Q5.での記述参照
他には、
ベトナムというお国柄もあり、子どもをかわいがり声をかけてもらったりあたたかい目で迎えてもらえたことで、国が違えど変わらない人と人とのつながりのあたたかさを感じることができました。
今後益々いろんなバックグラウンドをもった世界中の人が交わってくることを考えると、今回の場所・シチュエーションだったからこそ体験できた、多様な生き方子育てに触れられたこと、とても貴重だったと感じています。
Q11.子連れ海外に行くときのアドバイス
細かな点は、みきさんの挙げておられた項目と重なります。
私からは、
・メンタルケア
親自身が、海外という不慣れな地で子どもや自分を守ることに大きなエネルギーを遣っていることを忘れずに、がんばっている自分にも子どもにも寛大で受容的であれたらよいなと感じています。
ついつい頑張ってしまうと思うので、そんな自分に気がつくこと、労ることを忘れないように。